診療内容

婦人科一般

思春期から老年期まで、女性特有の体の変化があり、それに伴う症状も様々です。以下に婦人疾患の代表的なものをいくつか挙げました。

子宮筋腫

子宮に発生する良性腫瘍で婦人科疾患の中で最も多く、生殖年齢の婦人の20~25%の割合で発生し、多発することが多いです。
下腹部の膨満感・下腹痛・腰痛・便秘・頻尿・貧血・月経痛・生理の量が多くなる等の症状がみられます。
検査としては、超音波検査・子宮鏡などがあります。もし、追加検査として、MRIが必要ならば検査可能病院に依頼し、結果説明は当院でさせていただきます。
子宮筋腫が小さく目立った症状がない場合などは3~6か月毎の検診を受けながら、経過観察することもあります。症状と筋腫の発育ぐあいを観察し、手術が好ましい場合は、手術可能病院(連携病院もしくは希望される病院)に紹介させて頂きます。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜の細胞の一部が増殖してできる良性の腫瘍です。無症状のことが多いのですが、不正出血・月経過多などの原因になることがあります。超音波検査などを行った時に、たまたま見つかる場合が多いです。より詳しく診断するために当院では、子宮鏡検査を行っております。必要あれば、手術で切除し、病理診断を行います。

子宮内膜ポリープ

子宮頸管ポリープ

子宮頸管の細胞が何らかの理由で増殖しできる良性腫瘍です。接触出血がみられることがあります。粘膜ポリープが癌化することはありませんが、時にポリープではなくて、悪性腫瘍である場合もあるので、切除して病理診断を行うことが必要です。痛みを伴うことは、ありませんので御安心ください。

子宮内膜症

社会やライフスタイルの変化の中で、20~30代の女性にもっとも多くみられる婦人科疾患が子宮内膜症です。何らかの原因により、子宮内膜様組織が子宮内面以外に生じたことによりおこります。子宮筋層内が病巣ならば子宮筋が分厚くなります(子宮腺筋症)。卵巣に病巣があれば、古い血液が溜まったのう腫(チョコレートのう腫)を作ります。また、骨盤内の子宮卵巣以外の部分に内膜様組織が生着した場合、臓器同士が癒着し、時に不妊の原因になることもあります。

月経困難症(過多月経・生理痛)・性交痛・貧血などが主な症状です。お話をお聞きし、超音波検査・MRI・血液検査などで診断いたします。
治療をせず、放置していると、症状は進み手術が必要になることもあります。しかし、病状が進んでいなければ、薬だけで症状が改善することもあるので、ご相談ください。

子宮内膜症

子宮がん

子宮がんには2種類のがんがあります。子宮の入り口にできる子宮頸がんと子宮内部にできる子宮体がんです。

子宮頸がん

子宮頸がんは頸部に発生した悪性腫瘍であり、性交渉によるヒューマンパピロマウイルス(HPV)感染との関連性が明らかになりました。最近、20~30歳代の若い女性に急増しています。
初期は無症状ですが、不正出血・性交時の接触出血がみられることもあります。早期発見のためにも毎年のがん検査をおすすめします。
また、予防ワクチンについては、「ワクチン接種」をご覧下さい。

子宮体がん

子宮内膜に発生した悪性腫瘍であり、好発年齢は閉経後の50歳以降です。
初期には痛みを伴わず、不正性器出血が主な症状となることが多いです。
細胞診、内膜組織診、子宮鏡などが有効な検査法となります。

子宮がん

卵巣腫瘍

卵巣に発生する腫瘍で、良性・悪性があり、手術を必要とするものもあります。ホルモン異常により一時的にできてしまった「機能性のう腫」も少なくはありません。診断は超音波・MRI・血液検査で行います。
ある程度の大きさにならなければ自覚症状は出てきません。下腹部痛などの症状が出現した時は、腫瘍が骨盤内でかなり大きくなっている可能性があるので、心配な症状を持っている方は早めにご相談下さい。

外陰部症状(痒み、痛みなど)、おりもの異常(量が多い、色や臭いが気になる)

外陰部・膣や子宮頸管部の細菌やウイルス感染と全身症状(疲労や病気による抵抗力低下)が合わさって上記症状が出てくると言われています。培養検査などで原因を調べ、症状にあった薬(膣錠・塗り薬・内服薬など)を使うことにより、不快症状をやわらげることができますので、ご相談ください。
また、こういった症状が性感染症(性行為によって感染する病気)である場合もあります。主なものに、クラミジア、トリコモナス、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、淋病などがあります。進行すると腹痛などを伴う骨盤内炎症、将来の不妊などの原因になることもありますので、気になる症状があれば、早めにご相談下さい。

子宮下垂、子宮脱

子宮は骨盤の最も低い位置にあり、靭帯や筋肉により支えられています。
子宮の支持組織が弱まると、通常の位置から徐々に下がってきます。子宮が下降して膣内にとどまっている状態を子宮下垂といい、膣から脱出してくる状態を子宮脱といいます。
下腹部や外陰部の不快感、圧迫感、下垂感、腰痛、排尿障害などの症状がみられます。当院では、膣錠(ホルモン剤)やペッサリーによる保存的療法を行っております。症状・状態の悪化などが進行すれば、手術療法も必要となります。

不妊検査・治療・不育相談

2022年4月より、当院は厚生労働省の定めた一般不妊治療の施設基準を満たした登録施設となりました。詳細に関してはご来院時にご説明させていただきます。

不妊症

日本では、夫婦が妊娠を希望し、2年以上性生活を行っているにも関わらず、妊娠しない場合を不妊症と言っています。

不妊症
不妊症

<検査>

当院では血液検査(女性ホルモン、感染症、精子抗体など)、子宮鏡、卵管通過検査、精液検査などで原因を検索して治療に移っていきます。

女性ホルモン検査妊娠に必要なホルモンの状態を調べます。
超音波検査子宮卵巣の状態を診るだけではなく、卵胞(卵子の袋)の発育や子宮内膜の変化で排卵日を推定します。
子宮鏡検査子宮腔内に子宮鏡を挿入して異常がないかを調べる検査です。
卵管通過検査子宮卵管造影(HSG)検査:子宮と卵管に造影剤を注入し、レントゲン撮影にて子宮腔内の形態の異常、卵管の通過性をみる検査です。
精液検査採取した精子の運動率、濃度、量などを検査し、男性因子の有無を確認します。
抗精子抗体血液中に含まれる特殊な抗体で、膣内に射精された精子を異物と判断して攻撃する抗体が存在しないか、採血をして検査します。
抗ミュラー管ホルモン卵巣内の卵胞のうち、発育過程の卵胞から分泌され、加齢に伴い直線的に低下傾向を示すホルモンです。排卵のために準備されている卵胞数を反映するとされており、卵巣年齢が分かる検査とも言われています。採血をして検査します。

<治療>

当院では自然、もしくは排卵誘発剤を使って超音波で排卵日を推定するタイミング法からはじまり、洗浄・濃縮人工授精まで行います。

タイミング法妊娠しやすい時期に夫婦生活を持ってもらう指導の事をタイミング療法と言い超音波で卵胞を診る事で排卵日を予測します。
洗浄・濃縮人工受精卵胞の発育をモニターし、排卵日と思われる日に、精液を培養液で洗浄濃縮し、子宮腔内にチューブを使って、直接注入し受精を促進する方法です。

なお、体外受精・顕微授精が必要な方は高度生殖医療機関(連携先である府中のぞみクリニックなど)に紹介させていただきます。

人工受精

不育相談

不育症とは、22週以前の流産を繰り返す反復流産(2回以上の流産)、習慣流産(3回以上連続した流産)に加え、死産、早期新生児死亡を繰り返す場合を言います。一度ご相談下さい。

婦人科がん検診

子宮がん検診

当院で受診できる市民検診(和泉市)は以下の内容です。
実施期間は、毎年度の5月1日~2月末日までです。

内容問診、視診、内診、子宮頚部細胞診(症状に応じて体部細胞診)
対象0歳以上の女性(2年に1回)
※4月1日~翌年3月31日の期間で、誕生日を迎え偶数年齢になる方
負担金1,000円

大腸がん検診

内容便潜血検査
対象40歳以上の女性
負担金無料

※以上の検診の個別案内はご自宅に届きません。ご注意下さい。
 H26年5月より子宮がん検診は20歳の年に、乳がん検診は40歳の年に、大腸がん検診は40歳以上の方で5年に1回のクーポン対象者の方にのみご案内が届きます。

更年期障害の相談

更年期は卵巣機能が低下し女性ホルモンの分泌が減少する閉経前後の約10年間を言います。卵巣から必要量のエストロゲン分泌ができなくなり、ホルモンバランスが崩れ、様々な症状を呈します。それが、更年期障害です。医学的に「更年期障害」と診断される人は、更年期女性の2-3割とされています。これは、誰にでも起こりうることで、生理周期が順調でも症状が出ることがあります。
更年期障害の症状はのぼせ・ほてり・発汗などのいわゆる「ホットフッラシュ」と言われるものから、冷え・肩こり・めまい・倦怠感などの症状、また、イライラ・集中力の低下など多彩で、症状の程度は人によって異なります。社会的環境や本人の気質なども複雑に絡み合ったりします。

治療法としては、漢方薬やホルモン補充療法、サプリメントなどがあります。詳しくは【よくある質問(更年期編)】をご覧ください。

ただ、更年期時期の女性は、めまい・倦怠感・不安・動悸などの症状を訴えられる方が多いです。めまい・動悸・頭痛・嘔気などの症状がある場合は、専門医による治療や検査を優先的に受けることをおすすめします。また不安症状ややる気がでない、感情の起伏が激しい、心が不安定な方は、婦人科は専門外であることが多いため、心療内科の受診をおすすめします。更年期かもしれないと放っておくと、症状が悪化する可能性があります。

月経前症候群(PMS)の相談

月経前症候群(PMS:Premenstrual Syndrome)とは、生理が始まる前の約2週間のあいだに起こる、心とカラダのさまざまな不調のことで、生理が始まると同時に自然に消えたり、軽くなるのが特徴です。
寝込んだり、人間関係のトラブルで日常生活に支障をきたすようなこともあります。そんな時は、一度受診して下さい。お話を聞かせていただき、有効な治療(漢方薬や低用量ピルなど)を考えていきます。

漢方療法

漢方は自然の生薬から作られた歴史ある薬です。西洋薬と比べると、副作用が少ないお薬なので女性には比較的、安心して飲める薬が多いのが特徴です。
月経前症候群(PMS)・更年期障害の漢方治療
女性ホルモンの変化により、乱れたバランスを正常にしてくれる生薬が入った漢方を処方します。
女性特有の症状を改善してくれる代表的な「婦人科3剤」なるものをご紹介します。

  • 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
    症状としては、冷え、めまい、立ちくらみ、むくみ等がある方によく使われます。体内の水分のめぐりが悪かったり栄養が足りない方の症状です。体を温め、栄養面の不足を補い、むくみを取り除く生薬が入ったお薬です。

  • 加味逍遥散(カミショウヨウサン)
    精神症状(不安感、イライラ等)がある方によく使われれます。精神症状のバランスをとってくれるお薬です。栄養面・精神面・体内水分を中庸に保つ生薬がバランスよく配合されています。婦人科で最も使われるお薬のひとつにあげられます。

  • 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
    症状としては「のぼせ・体がほてる等」の症状がある方によく使われるお薬です。このような症状の方は体内の血のめぐりが悪くなっている状態です。桂枝茯苓丸は血のめぐりをよくするお薬です。

妊娠初期の診断・妊婦健診

当院では分娩は取り扱っていませんが妊娠初期の診断、下記提携医療機関にてセミオープンシステムご利用での出産を希望される方の妊婦健診を行っております。

大阪母子医療センター:府中病院:ベルランド総合病院:泉大津市立病院


また、里帰り分娩希望の方の妊婦健診に関しては、できるだけ対応させていただきたいと思いますのでご相談下さい。

思春期の相談

思春期は、卵巣機能が未熟なために生理不順・無月経・不正出血などの症状がよく現れます。
お話を聞かせていただき、状況に応じた検査(経腹超音波・血液検査)や治療(薬物療法など)を相談しながら進めていきますので、安心して受診してください

ワクチン接種

子宮頸がんワクチン

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。

9価ワクチン(シルガード9HPVにはいくつかの種類(型)があり、このうち9種類1HPVの感染を防ぐワクチンです。子宮頸がんの原因の8090%を占める7種類のHPVの感染を予防することができます。

従来の4価ワクチン(ガーダシル)4種類※2HPVの感染を防ぐワクチンです。子宮頸がんの原因の6570%を占める2種類のHPVの感染を予防することができます。

1:6・1116183133455258

※2:6111618

  初回接種時に次のいずれかのワクチンを選択し、原則1回目に接種したワクチンと同じワクチンを規定の回数まで接種してください。

原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。(このことを「交互接種」といいます。)

4価ワクチンを接種した後に9価ワクチンを接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。

初回接種が9価ワクチンで15歳未満の場合は、9価ワクチンの2回接種で完了です。

交互接種の場合は、3回の接種が必要です。

(接種費用)

対象年齢であれば無料


(対象者)

・定期接種 

接種時に和泉市に住民登録がある小学校6年生から高校1年生相当の女子

・キャッチアップ接種及び接種期間

平成9年4月2日~平成18年4月1日までに生まれた女子  対象期間:令和4年4月1日~令和7年3月31日までの3年間

接種費用のご負担はありません。

・上記いずれにも相当しない方は自費になります

シルガード99価ワクチン)1回につき30800円(税込み) 


(持ち物)

本人確認できるもの(健康保険証等)、母子手帳

・キャッチアップの方、または当院以外で1.2回目を接種した方は、過去の接種証明

※特にキャッチアップ接種対象者は、未接種と思っていても、過去に接種している場合があります。

母子健康手帳に接種記録がない事も多く、母子手帳は接種証明にはなりませんので注意してください。

必ず、事前に和泉市保健センター(0725-47-1551)に問い合わせ、接種履歴がある場合は、接種証明を発行してもらい、持参してください。保健センターで「接種履歴なし」を確認したら、その旨を受付にお伝えください。

その他のワクチン

当クリニックではインフルエンザワクチン、麻しん・風しんワクチン接種も行っております。併せてお電話でご相談下さい。

避妊相談

妊器具:ミレーナ(子宮内黄体ホルモン放出システム:LNG-IUS

子宮内避妊具(ミレーナ)とは黄体ホルモンが付加されている事が最大の特徴で、高い避妊効果と一度挿入すると最長5年間という長期に渡る避妊効果が得られます。ピル(経口避妊薬)とは違い黄体ホルモンのみが付加されていることから、血栓症のリスクが上がりません。

妊娠希望があれば、避妊具を抜去することで妊娠可能となります。

高い避妊効果(99.8%)を期待する方:月経量が多くて困っている方:経口避妊薬などの飲み忘れが心配な方

次の出産までに期間を空けたい方:出産経験のある方:中高年齢期の方:加齢・肥満・喫煙習慣等でピル(経口避妊薬)の内服が困難になってきた方

上記の方は使用に適しています


  挿入前検査として以下の検査が必須となります

 経膣超音波

 子宮がん検査

 感染症(淋菌・クラミジア・トリコモナス・その他の細菌)検査

※30000円(税込み)-説明結果含む

但し、経膣超音波で、子宮筋腫等で内腔変形があり、挿入困難(不可)と判断した場合、子宮がん検査や感染症検査行わず、保険診療に切り替え。

 

  生理5日以内に来院

結果説明

同意書お渡し

ミレーナ挿入処置の日取り決定

 

上記値段に含まれる。

但し、子宮がん検査・感染症検査で異常結果の場合は、保険診療に切り替え、治療を優先する。

 

  ミレーナ挿入当日

ミレーナ挿入処置

  経膣超音波(挿入位置確認)

※38500円(税込み)

但し、挿入不可の場合は内診と超音波のみの料金- 3300円(税込み)

 

  定期検診を受けていただきます

挿入後 1か月・3か月・6か月・1年・以降1回/

       5年超えずに交換または抜去

各 3300円(税込み) (3300円x7回=※23100円)

 

  抜去

  抜去のみ ※3850円(税込み)  

抜去+ミレーナ再挿入(経膣超音波含む)42350円(税込み) 

 

自然脱出(国内臨床試験で1年以内の自然脱出率1.5%)に対しての挿入代金の返金は行っておりません。  

 

OC(経口低用量避妊薬)との料金の比較

  OC(5年-60か月):2800円x60か月=168000円(+再診料)(税込み)

  ミレーナ(挿入から抜去-5年間の場合)      95450円(税込み): ※の合計

 

初期費用は必要ですが上記比較すると、継続的にみてミレーナは安価である事がわかります

低用量経口避妊薬

経口避妊薬というのは、女性の卵巣でつくられるホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの作用を利用して、妊娠を防ぐ薬です。
低用量経口避妊薬は、避妊だけを目的に開発された薬で、避妊効果(ほぼ100%)を維持しながらホルモン量をぎりぎりまで少なくしたものです。そのため、ホルモン剤によって生じると言われている副作用(気分の悪さやむくみなど)を極力抑え、体にやさしいものになっています。
現在、低用量経口避妊薬は避妊以外に、生理痛の改善、ニキビの改善、子宮体がん、子宮内膜症の病気の発生率を低下させるなど、幅広いメリットを生かした治療に使われています。

緊急避妊(モーニングアフターピル)

避妊せずに性交してしまった場合、あるいはコンドームが破れたなどの場合に望まない妊娠を予防するための方法を緊急避妊と言います。
性交後72時間以内に内服しますが、100%妊娠を阻止できるとは、限りません。

生理日調整

旅行や受験などと生理日が重ならないように、お薬で生理を早めたり、遅らせたりする事ができます。(自費診療)

生理不順などで、次回の生理予定日が不明な場合は、調整が出来ないこともあります。

ブライダルチェック

ご結婚前の健康診断として、性感染症の検査や子宮・卵巣のチェックなどを任意でうけていただきます。

子宮鏡検査

子宮鏡とは、子宮内に細い内視鏡(直径約3.5mm)を挿入して子宮空内や子宮頸管内の状態を調べる検査です。
子宮内腔の病気をその場で直接確認し診断できます。
麻酔などは必要なく、外来で行うことが可能です。


【こんな症状の方に適応】

  • 生理以外の出血(特に45歳以上)(不正性器出血)
  • 生理時、異常に出血が多いまたは異常に少ない(月経過多、月経過少)
  • 一定の性生活を行っているのにもかかわらず、妊娠しない(不妊症)
  • 妊娠しても早産や流産を繰り返し、胎児が出産まで育たない(不育症)
  • 子宮内膜の細胞診検査で異常を認めている
  • 超音波検査で子宮内腔に腫瘤様病変を認めているなど

【こんな病気がわかる】
○子宮内膜ポリープ
○子宮筋腫(粘膜下筋腫)
○子宮体がん
○子宮内膜増殖症
○子宮内腔癒着症 など

ポリープ、筋腫等の良性疾患では手術が必要か、経腟的に子宮鏡を用いた手術が可能かを判断します。

悪性と診断される可能性のある子宮内膜増殖症や子宮体がんは、細胞診・組織診と子宮鏡を組み合わせて診断することが好ましいとされています。子宮鏡検査は子宮内の疑わしい腫瘤の位置や形状を直接確認できます。

エクエル

~エクエルの特長~

エクエルには女性の健康と美容をサポートする大豆由来のエクオールが含まれています。

その① 世界で初めて発見されたエクオールを産生する乳酸菌で大豆を発酵させて作っています。

その② 合成・抽出・濃縮を一切していません。大豆を発酵させただけモノです。

その③ 4粒でエクオール10mgが摂れます(1日推奨エクオール10mg)

    飲みやすい小粒タイプもあります。※相談ください。

~あなたは、どっち?~

エクオールは、大豆イソフラボンが腸内細菌によって変換されることでできる成分です。
しかし、つくれるのは、日本人で2人に1人といわれています。

年齢によっても産生能に違いがあります。
20代だと2割の人しかつくれない。

~エクオールってどんな作用があるの?~

その① 女性ホルモンに似た働きをする。

その② 女性ホルモンが多すぎるときには、その作用を抑えてくれる。

その③ 体のさびさせない抗酸化作用 

~エクオールに期待できる効果~

その① 更年期症状の改善

その② 抗酸化作用

その③ 血管内皮作用

その④ 骨粗しょう症予防

その⑤ メタボ予防

その⑥ 皮膚老化の予防

その⑦ 脂質代謝改善

~エクオールの効果を証明する様々な結果~

※ヒトで試験をしているので、しっかりとしたデータがそろっています。

① 更年期症状の一つ「ホットフラッシュ」が改善

ホットフラッシュのあるエクオールを産生しない45~60歳の閉経後女性126人を、エクオール10mg摂取群とプラセボ摂取群に分け、12週間毎日摂取してもらった。

エクオール摂取群のほてりが明らかに改善した。

(出典:Aso T et.al.J Womens Health 21:92-100. 2012)

② 首こり、肩こりが軽減

1日1回以上ほてりを感じ、エクオールを産生しない45~60歳の閉経後女性126人を、エクオール10mg摂取群とプラセボ摂取群に分け、12週間毎日摂取してもらったところ、首や肩こりが軽減した。

(出典:Aso T et.al.J Womens Health 21:92-100. 2012)

③ 肌のシワの改善

エクオールを産生しない45~60歳の閉経後女性101人を、エクオール10mg群、30mg群、プラセボ摂取群に分け、12週間摂取してもらったところ、エクオール摂取群で目尻のシワの面積と深さが有意に抑制された。

(出典:Aso T et.al.J Womens Health 21:92-100. 2012) 

~エクオールの更なる効果~

・エストロゲンの減少が引き起こす関節や腱の症状

手の痛みやしびれを伴う「手根管症候群」や「腱鞘炎」は、エストロゲンが大きく変化する時期に起こりやすくなります。そうした症状の緩和に役立つと期待されるのが、エストロゲンとよく似た働きをもつ「エクオール」です。

 ・エクオール10mgの摂取が手指の不調を改善

100例以上の患者さんを対象に調査を実施。1日あたり10mgのエクオール摂取を3か月続けたところ、機能評価試験(DASHJSSH)や痛みの計測(VAS)で6割近くの人に改善がみられています。

トコエル

~トコエルの特長~

月経前の女性の変化をやさしくサポート。

4つの成分が一度に摂れる複合型サプリメント。


~3つの成分でサポート~

    γ-トコフェノール90mg+γ-トコトリエノール15mg

大豆油や米油に多く含まれるビタミンEの一種。その代謝物が、女性特有の周期的な心身の変化にアプローチ。一般的なビタミンE(α-トコフェロール)とは異なる働きで、女性をサポートする注目の成分。

    エクオール2mg

大豆イソフラボンが腸内細菌で変換されて作られる女性の健康と美容をサポートする成分。

    カルシウム250mg

日本人に不足しがちなミネラル。特に女性は生涯を通し、しっかりと摂ることがすすめられています。日本人女性の1日の推奨量は650mg2040代女性は、あと200250mg足りないと言われています。トコエルなら、その不足分のカルシウムを補うことができます。


~月経前の「むくみ」「イライラ」などの症状軽減~

<試験の概要>

月経2周期にわたり、月経前の7日間、11回、夕食後に「γ -トコ複合食品」(表) を摂った場合と、プラセボ(偽成分)を摂った場合を比較。各試験期間の1日目から4日目までは自宅や職場など日常生活下で、5日目夕方からは実施施設にて安静に過ごしました。試験期間中は、PMSの自覚症状のチェック(VAS法)を行い、施設では尿中ナトリウム排泄量、尿量、体重の測定なども行いました。5日目から7日目は、13食全員に同じ食事を提供することで塩分摂取量を揃えました。


・月経前のむくみを軽減


・日常生活時の精神症状を軽減